ひげじいの「ひるがの日記」記事詳細

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2015/03/27

根開き!

桜の開花情報がアチコチから聞こえて来るが、ひるがの高原も最後の寒波で
一旦解けかけた春の雪が、25日には純白の衣でお化粧直しをしてくれた。

多分これが最後の雪景色で除雪機の仕事もおしまいになるだろう。
高山近辺では、もう要らないと片付けたスコップやスノーダンプを
引っ張り出す民家もあったようだが、春の雪は消えるのも早い。

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3月27日(金)リフト無料のシニアデーでお天気も上々ということで
張り切ってひるがの高原スキー場へ行ってみた。
残念ながら雪はたっぷりあるのに営業は終了しており、地元の幼稚園児が
雪遊びをしておった。

同じ経営系列のダイナや高鷲スノーパークはゴールデンウィークの最終日まで
営業するらしいので、こちらは早くもコキアパークやジップライン営業のために
邪魔になる雪をアスファルトの駐車場に拡げて解かし始めていた。
お世話になった雪が邪魔になるなんて恩知らずなこっちゃ。

『今シーズンは一度しか滑ってない!』というのも恥ずかしい限りじゃが、
お天気のいい日に大日ヶ岳から白山や御嶽・乗鞍を撮影してやろうと
負け惜しみを言いながら帰ってきた。

クルマからスキーを下ろして、ゲレンデ用のアルペンスキーでも
グリュンの近辺なら歩くスキーとして使えんことはないわい!とヘンに納得して
分水嶺公園から湿原植物園の辺りを徘徊してきた。

西洋輪カンジキのスノーシューで時々徘徊していた時は水路にはまり込んではイカンと
注意していたが、そんなに大きな流れはないので、
スキーなら水路を直角に横切れば大丈夫である。
写真はスノーシューの足跡とスキーで歩いた湿原植物園から眺めた大日ヶ岳。

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林の木々は幹の周りの雪がすり鉢状に解けている。
これは『根開き』というそうで、学者先生は生きた樹木で起こる独特の現象と
解説しておられた。

皮肉屋(皮だけの肉屋ではない)のヒゲ爺は樹木だけでなくコンクリートの
電柱だって春の日差しを蓄えたり反射して周囲の雪を解かしていると
面白くもない写真を撮ってみた。

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気晴らしの徘徊であったが、どんどん少なくなってゆく雪を惜しみながら、
スキーかスノシューでないと撮れないところからのグリュンも目に焼き付けておこう。

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