ベーコン、ハム製造販売　長野県諏訪郡富士見町のベーコン小舎GRUN（グリュン）

いよいよ4月から消費税が8％になる。

TVでは『得する人損する人』などと騒いでおるが、ビンボー爺としては大型家電やクルマや、

まして愛人にマンションを買ってやる予定も予算もないので、対策もへったくれもないのじゃ。

だからといって、ホームセンターのワゴンに山盛りのトイレットペーパーを買いだめしたところで

3％の差額はウン十円にしかならんだろう。

山奥では燃料も高いので下界へ買い物に行くだけでもタイヘンなのじゃ！

暖房用の灯油なら設定温度を低めにして厚着をするか、カラダを動かしていればなんとかなるが、

ディーゼル用の軽油はなんともならん。

30年以上も昔のことじゃが、仕事でデンマークの小さな町に2か月ほど滞在したことがあった。

消費税は内税だったのでハッキリした記憶はないが20％以上だったと思う。

一般的な労働者は給与から55％の所得税が差し引かれるので、気の毒にも手取りは半分以下になってしまう。

彼らが給与明細を見せてくれながら、片言の英語で『こいはクレージーだァ！』と大袈裟に嘆いて見せたが、

何だか自慢しているようにも思えた。

それだけの負担をしているから社会福祉が充実しているのは当たり前だと言いたかったのだろう。

税引前で比較しても当時の爺の給与よりはるかに低かった若い連中が突然職場から消えて、

しばらく見ないので退職したのかと思いきや、バカンスで2週間も3週間もギリシャだアフリカだと出かけていくのである。

（年間6週間消化する義務があるらしい）

『日本人は20日間の有給休暇が与えられるが、使い切る人は少ない。

ましてや経営者は日曜日も働いておる』と言ったら『そいつはクレージーだ！』の大合唱が返ってきた。

（あのころのデンマークでは「クレージー」という言葉が流行っていたのかも・・・）

何を言おうとしていたのか忘れてしまいそうじゃが『3％の消費税アップくらいでオタオタすんじゃネェ！』のである。

この財源が全て社会福祉に回されるのなら文句はないのじゃが、どうもアチコチで無駄遣いされそうな気がする。

先日、確定申告に行ったら2.1％の「復興特別所得税」とやらを加算されておった。

零細企業からも容赦なく徴収しておいて、ごく一部ではあるがワケの分からんNPO団体とかが

復興予算に寄生して甘い汁を吸っているという報道を見たことがある。

火事場ドロと不幸な人を食い物にするヤツラは許せん！

ところで、チョー零細なベーコン小舎でも原料や副資材等の消費税アップにどう対処するかは大問題じゃが、

中途半端な値上げも面倒なので企業努力で乗り切るしかなさそうだ。

起業して3年目、食うや食わずの営業状態でどう努力すればいいのか考えてみた。

先ずは『お家へ帰りたくない症候群』を逆手にとってお家へ帰る回数を減らすこと。

これで高速料金と軽油代が節約できる。

『引きこもり症候群』を利用して出歩く回数を減らす。

高山や白鳥に買い出しに行くとスーパーやホームセンターで歩き回るので、7千歩はいくのじゃが

引きこもっていると小舎内をウロウロするだけなので2千歩くらい、時には千歩未満という日もある。

歩かなければ靴もスリッパも磨り減らないし買い物だけなら着た切りスズメでもＯＫなので

オシャレなジャケットを買う必要もなくなる。

これでも足りなければ、あとはダイエットと称して食費を切り詰めるしかなさそうじゃ。

前回の写真が不鮮明だったので、高鷲スノーパークからの槍・乗鞍・御嶽を添付しておこう。

冬場は遠望がきくが、春になると黄砂や話題のＰＭ2.5やらで霞んでいるかもしれない。

因みにこの時のリフト代は貰った招待券じゃった。