2014/02/27
シャンソン歌手がやってきた(Ⅱ)
ひるがの「高鷲北小学校」でのシャンソン授業は、飛び石連休中日だったので
スキー客の対応に忙しい親たちは来られなかったのか、参観者は我々のようなヒマのある爺婆ばかりであった。
シャンソンとはフランス語で『歌』の意味だから恋や愛の歌ばかりではないのだろうけれど、
ヤッパリ『シャンソン』の響きはロマンチックな愛や恋や別離の涙や時には「酒場のオンナ」を連想してしまう。
小学校でどんなシャンソンが聴けるのかと楽しみにしていたら、
爺の大好きな『ラストダンスは私と』や『愛の賛歌』『百万本のバラ』などが出てきたので
田舎の小学生に理解できるのか心配になってきた。
アダモの『雪が降る』なんかは雪国の子供たちには、雪が降るからといって来ない人は
きっと雪掻きに忙しかったのだろうくらいに思っていたかも…。
さすがに音楽授業の一環だけあって遠藤伸子さんと一緒に歌った『カナダ旅行』や『ドレミの歌』などはとても元気があった。
コンサート後2階の高学年の教室で遠藤さんと給食を一緒にしながらのお話会もあったようだが、
1階の低学年教室からは『オー、シャンゼリゼ』の軽快な歌声がいつまでも響いていた。
遠藤伸子さんの歳(失礼)を感じさせない歌声は児童たちにも感銘を与えたことだろうが、
歌の意味はもう少し大きくなってから少しずつ分かってくるのかも知れない。
爺さん仲間で音響設備の撤収やらを手伝い、一旦グリュンに引き揚げた。
一学年が十数名、生徒が純朴なら親たちも同じくで、モンスターペアレントに悩まされている都会の学校から
転勤してきた先生にとっては素晴らしい環境だと思うのは爺の独りよがりか。
すべての予定を終えて遠藤さんたちがグリュンを訪ねてくださったので『コーヒーの美味しいハム屋さん』としては
京都からお取り寄せの豆をデロンギのマシンで淹れて面目躍如であった。
本命である自慢のベーコンとロースハムも勿論焼いて召し上がっていただいた。
さて寝不足の続いたソチ五輪は、爺やプーチンが心配したテロ騒動もなく無事閉会した。
個々の選手の成績については期待以上だったり残念だったりもしたが、先週末に娘夫婦が来たので
一緒に『高鷲スノーパーク』にでかけてみた。
スノボー・ハーフパイプで銅メダルを獲った奈良の平岡選手が育ったスキー場ということで大賑わいであったが、
残念なことにスノボー90%で、スキーヤーは少数民族に成り下がってしまったのが口惜しい。