ひげじいの「ひるがの日記」記事詳細

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2018/03/01

レジャー通院?

随分昔のハナシだが、長良川右岸が決壊して我々家族の住んでいた安八町が水浸しになったことがあった。
我が家は決壊現場からかなり上流に位置するので「大丈夫だぁ~!」とタカをくくっていた。

近くの小学校への避難勧告だか避難命令だかが出たのは堤防が切れてから6時間以上経ってからで、
その時は目の前の用水路も未だ下流へ向かって流れていた。
ここまで水は来ないんじゃないのと思いながら、仕方ないのでリュックに懐中電灯や非常食、
トランプや週刊誌まで詰め込んでハイキングスタイルで避難場所へ向かった。
それを『レジャー避難』と呼んだのではなく、結果的には思いもよらぬ床上浸水60㎝の被災者となってしまったのじゃ!

未だ水が引き切らない頃にカヌーに水や食料を積んできてくれた一宮のスキー仲間も、
どう見ても『レジャー救援』にしか見えなかったが泥水の玄関先でボート遊びをしていた我々を見て
『安田家は災害までもレジャーにしてしまう!』という情報が瞬く間に拡がってしまった。(被害と復興の詳細略)

テニスのやり過ぎで磨り減ってしまった右膝を人工関節手術した我が家の最高権力者と、
スキーの古傷で右膝が不自由になったヒゲ爺が定期的に諏訪湖の東にある「富士見高原病院」へ通院している。

レジャー故障が原因の『レジャー通院』ではなく、どうせ信州まで出かけるのなら何か楽しみをというのがコトの発端であった。
諏訪湖サービスエリアには温泉施設もあってトイレも清潔なので『車中泊大好き人間』にとっては聖地である。
勿論お食事処やお土産売り場もあるが、老夫婦にとって有難いのは上り線のレストランが早朝バイキングをやっていて、
しかも『シニア割引』なのである。

爺は膝の整形外科だけでなく中性脂肪過多の高脂血症で内科に、
加えて今回は加齢が原因なのか頻尿で泌尿器科も受診する破目になった。

諏訪湖が結氷して『御神渡り』が報道されフロントガラスも凍る零下のSAで自称「寒冷地仕様人間」とは言え、
頻尿ジジイが何度もトイレに駆け込むのはどうにもみっともないってことで、車中泊は諦めることにした。

そんならアノレストランの経営母体であるホテル『紅や』に泊ればいいのだとは最高権力者の思し召しである。
抵抗すると収容所送りか公開銃殺かという境遇の爺は賛同するしか選択肢はない。
そこへ富士見町在住の孫達が『ジジババと一緒に夕食したい』と言い出し、
行き当たりばったり主義の息子夫婦も加勢してホテルと交渉し、泊らない4人も含めて6人の席を用意してもらって
バイキング夕食を楽しむ結果になった。これが『レジャー通院』の所以なのじゃ!

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ホテルの部屋から夕陽の諏訪湖

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ホテル前のイルミネーション

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バイキング夕食、孫の皿

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